【母乳・搾乳を拒否された】産後すぐ完ミでも問題ない!

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「産後すぐに完ミはだめなの?」

「母乳が出なくて・・・」

「母親失格なのだろうか」

こんな風に悩んでいませんか?

母乳神話などで母乳で育てるべき!のような風潮がまだあるのは事実です。

ですが、どうしても出ない場合や飲んでくれないこともありますし、仕事などの関係ですぐにミルクにしておく必要がある場合もあります。

母乳が出ない・産後すぐにミルクに切り替える場合でも、母親失格なんて思う必要は全くありません。

私は2人の子供を完全ミルクで育てました。

1人目は生後1か月から、2人目は退院後すぐ完全ミルクになりましたが、2人とも問題なく健康優良児に育っています。

賛否両論ある完全ミルクですが、母乳育児ができるかどうかは個人差があります。

この記事では、産後すぐに完ミにするメリット・デメリットについて解説しています。

最後まで読めば、産後すぐ完ミにすることに不安がなくなりママが精神的に楽になれますよ。

目次

産後すぐに完ミにするメリット・デメリット

メリット

1つずつ見ていきましょう

誰でもできる

ミルク育児のいいところは、ママだけではなく誰でもできる点です。

ママは産後ズタボロの体です。そんな中3時間ごとの母乳でさらに心身ともに疲弊してしまいます。

ですが、ミルクの場合ママだけでなく誰でもできるのでパパでも他の大人でもできます。

ママはしっかり体を休めることができます。

薬が飲める

母乳の場合、薬を飲むと影響があるため飲めないお薬があります。

ミルクの場合は、気にしなくてよいので風邪をひいたときや普段から飲んでいるお薬を気にせず飲むことができます。

お酒など食べ物に気を遣わなくてよい

お酒やカフェインなど妊娠中から気にしていたことを気にしなくてよくなります。

10か月という長い間我慢していた食べ物など気にせず好きなように食べることができます。

お刺身なども気にせずたくさん食べれる!

外出時の服装・場所を気にしなくてよい

母乳の場合は、外出するときに授乳しやすい服や授乳室があるかどうか考えなければなりません。

ですが、ミルクの場合は持ち物は増えますが自分の服装や場所は気にせずお出かけすることができます。

ミルクグッズが増えますが、液体ミルクなど活用できます。

ママの好きな服装でお出かけができます。

飲んだ量が分かる

ミルクの場合、飲んだ量が一目でわかり安心です。

また飲む量が急に減った場合は体調が悪いのかどうかにもすぐ気づけます。

保育園など預けるときに焦らなくて済む

保育園などで預かってもらう際には、ミルクに慣らしておくよう言われます。

哺乳瓶の乳首と母乳では違うので赤ちゃんが哺乳瓶拒否されてしまっては預かる方も困ります。

そういう場合、完ミだと助かります。

生理が早く戻る

完ミの場合、生理が早く戻ってきます。

個人差はありますが、私は産後1・2か月というかなり速いスピードで生理がまた始まりました。

2人目が早く欲しいという方にはメリットかもしれません。

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デメリット

1つずつ見ていきましょう

乳腺炎や胸の張り

母乳があまり出ない場合でも体が母乳を作るので乳腺炎や胸の張りが起きてしまいます。

乳腺炎で熱などが出るとママはしんどい…

乳腺炎などにならないようにするために、搾乳はしっかりするようにしましょう。

乳腺を貫通させるためのマッサージは痛い場合もありますが、貫通させておけば楽になります。

母乳育児をしない場合でも対策をとれば問題ない。

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周りからの圧・プレッシャー

ミルクより母乳の方が栄養面でいい!なんて産院や自治体の保健師さんに言われることがあります。

親や親戚に言われることもあるでしょう。

ですが、最近のミルクはしっかりと考えられて作られており赤ちゃんの発育に必要な高い栄養価がしっかりと入っています。

例えば、ほほえみ(明治)の栄養価を厚生労働省が出している 母乳及び乳児用調製粉乳の成分組成と表示の許可基準と比較してみましょう。

母乳ほほえみ
熱量
(kcal/100ml)
6668
タンパク質
(g/100kcal)
1.71.5
ビタミンK
(µg/100kcal)
1.53.4
ビタミンD
(µg/100kcal)
0.50.88
母乳・ほほえみ栄養価

この表は一部の栄養価の比較ですが、ミルクにも母乳と同じよう必要な栄養価がきちんと入っています。

むしろビタミンなどはミルクの方が多い場合があります。

令和の粉ミルクは昭和時代とは違ってしっかりと研究され母乳に近いものがたくさんあるのです。

母乳の方が栄養価がある、愛情があってよいなどという周りの言葉は全く気にしなくていい。

費用

完全ミルクの場合、粉ミルク代やお水代で結構な費用がかかってきます。

私の子はかなりミルクを飲む子でしたので生後4~6か月の頃は1週間に1缶の粉ミルクを消費していました。

粉ミルク代だけで1か月に1万円ほどかかることも

個人差はありますが、完全ミルクの場合はこのぐらいはかかると思っていただいてよいです。

少しでも安く買うために、ネット通販などを活用する。

痩せにくい

母乳の方が痩せやすいと言われています。

確かに、自分の体から血液として母乳を出すので痩せやすいですが、その分お腹がすいてよく食べてしまうなんて声もあります。

完全ミルクでも食事管理や軽い運動などで産前の体に戻すことは可能!

ミルク作りが手間かも

ミルク育児の手順は以下の通りです。

STEP
ミルクの準備
  • お湯・湯冷ましを用意する
  • 粉ミルクを70℃以上のお湯で溶かす
  • 流水や湯冷ましで温度調整をする
STEP
ミルクタイム
  • ミルクを飲ませる
  • ミルク後にげっぷなどをさせる
  • 寝かしつけ
STEP
ミルクの後片付け
  • 哺乳瓶を洗う
  • 哺乳瓶の消毒、乾燥

母乳の場合は、なにもせずさっと授乳をすればいいので準備に関しては母乳の方が楽です。

ミルクはお湯や湯冷ましの用意や哺乳瓶の準備・後片付けなどが手間です

費用は少しかかりますが、完ミのママにはウォーターサーバーがかなり役立ちます。

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完全ミルクの人の割合は?

厚生労働省の最新の統計によると生後1か月で完全ミルクの人の割合は約4%です。

混合の方も合わせると約半分がミルク育児をしています。

平成 27 年度 乳幼児栄養調査結果の概要

ただ、最新の統計と言っても平成27年度のものなので、令和現在はもう少し変わっていると思います。

いつから完ミに移行する人が多い?

厚生労働省の最新の統計によると、生後3か月になると約10%の家庭が完全ミルクになっていることが分かりますので、月齢が上がると完ミにしていく方が増える印象です。

母乳が出るけど完ミにしたいママが注意すること

母乳が出るけど完ミにしたいママは、乳腺炎や胸の張りに気を付けましょう。

母乳を飲ませなくなると、乳腺炎や胸が張ったりしてしんどくなります。

搾乳をして、母乳を出しながらも回数を徐々に減らしていき母乳の分泌量を減らしていきましょう。

個人差はありますが、そうすることで母体も量を減らせばいいと認識して、出てくる量が減っていきます。

乳腺炎などにならないように、母乳の分泌量を減らしてくことが大切です。

混合から完ミへの移行の仕方

混合育児から完ミへの移行も母乳の量を徐々に減らしていきます。

乳腺炎などに気を付けながら、ミルクの割合を増やしてきます。

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私が産後すぐ完全ミルクにした理由

私は1人目は産後1か月で、2人目は産院から退院したらすぐにミルクに切り替えました。

だいぶ早いうちからの完ミでした。

理由としては、

  • 赤ちゃんが飲めなかった、飲まれても吐いた
  • 自分の血液を飲ませることに抵抗があった
  • 自分のメンタルを大事にしたかった

がありました。

赤ちゃんが飲めなかった、飲まれても吐いた

もともと母乳が飲みにくい形で、赤ちゃんがくわえてもうまく吸い上げることができませんでした。

乳頭保護器をつけたり、授乳クッションなどで体制を調整したりと工夫をしてみましたが、うまくいきませんでした。

それでも、初めは母乳を飲ませたい!と思い、搾乳を頑張り哺乳瓶に入れて飲ませようとしましたが、なぜか搾乳したものだけ私の子は吐き戻すのです。

これを見てもう無理だな…と思い、ミルクに切り替える決意ができました。

自分の血液を飲ませることに抵抗があった

母乳と言えども自分の体から出る血液ということを知り、抵抗が出てしまいました。

自分の体から出る血液を飲ませることに謎の抵抗があり、苦手意識のようなものが生まれていしまい、うまくいきませんでした。

自分のメンタルを大事にしたかった

母乳で育てないといけないと思うことで自分にプレッシャーをかけていることに気づきました。

絶対にこうじゃないといけないと思うとしんどくなってしまい、産後のホルモンバランスも相まって元気がなくなってしまう時期がありました。

自分のメンタルを保つためにも、必ずしも母乳でないといけないと思うことを辞めた結果、完全ミルクで育てることに決めました。

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完ミが辛いママ・後ろめたさを感じているママへ

正直、私はいまだにあらゆる場面で「母乳?ミルク?混合?」と聞かれるのはなぜなのかよくわかっていません。

別に何でも子どもはミルクでも育つし、ミルクもいいものが多いのになぜ聞かれるのだろうか?とその都度思っていましたし、今も思っています。

「完全ミルクです」と答えると「ミルクかぁ~」なんて言われる経験も多々ありました。

なんでそんな風に言われないといけないんだろう

ミルクは栄養価も高いですし、だれでも育児ができます。

デメリットと言えば、費用がかかるぐらいです。

それと引き換えにママの体の回復やメンタルなどもっと大切なものを優先することができます。

母親だから愛情をもって母乳育児を!なんて古い考えを気にする必要はありません。

愛情は母乳だけではなく、赤ちゃんと子どもとしっかりと触れ合ってあげることが大切です。

それはママのメンタルや体が元気でないとできません。

完ミは発達に影響がある?

ネットで検索していると、「完全ミルク 発達障害」というワードが出てきたりします。

母乳ではなく、完ミの場合子どもの発育に影響があるのかもしれないと心配するママがおられますが、科学的な証拠が正式な文章で発表されているものはありません。

完ミが直接子どもの発育に影響を与えるわけはないので、安心して下さい。

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産後すぐ完ミでも初乳は飲ませよう

ただ、産後すぐ完ミでも初乳は飲ませるようにしましょう。

免疫などの関係で初乳は飲ませることが推奨されています。

まとめ:産後すぐの完ミも問題ない!

産後すぐ完ミにした場合・なった場合でも心配することはありません。

初乳は飲ませてあげた方がいいですが、それ以降はママがどうしたいかで決めたらいいのです。

無理に「絶対に母乳育児をしなければならない」と思い込む必要はなく、ママが精神的に楽で元気になれる方で問題ありません。

子どもへの愛情は母乳だがすべてではないです。

ママが元気で笑顔で赤ちゃんと触れ合えることが1番の愛情なのですから、ママが楽である方法が1番大切です!!

参考リンク

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